ブログをご覧の皆様はじめまして、ジネス卒業生の水野です。
私は2022年から約1年半ジネスを利用していました。
ジネスでの訓練、就活を経て、現在は事務職に就いています。
現在の利用者さん達や、ジネスのことが気になっている方々へ、
「私にとってのジネスはこんな感じでしたよー!」というお話ができればと思います。
◆ジネスでの訓練で良かったこと
沢山あります。
・生活時間が整う
・職員さんが利用中も就活も卒業後もがっつりサポートしてくれる
・希望次第で色々な作業経験が積める
・他の利用者さんが頑張っている姿に勇気をもらえる
・まかないが安くて美味しい……などなど
私にとって何より大きかったのは、
軽作業を通して少しずつ自分のことを好きになれたこと、障がいのある自分を認められたことです。ジネスの職員さん達は、つかず離れず温かくサポートしてくれます。
障害事由で辛い経験のあった私は、利用当初は自己肯定感が地の底まで下がっていましたが、日々の作業の中で小さいことでも「できた!」「嬉しい!」という経験を一緒に喜んでくれる職員さん達のおかげで少しづつ気持ちが前向きになっていきました。気持ちが上向いてきたことで未来のことを考えられるようになって、自分の障害についても「どう付き合って行ったらいいのかな?」と向き合えるようになり、職員さんのサポートのもと試行錯誤やチャレンジができるようになりました。
今は「障害を含めた自分」と適度に適当に付き合いながら仕事をすることができていますし、
そんな自分のことも結構好きです。
◆ジネスでの思い出
これも沢山あります……!
・レクリエーションで観に行ったサーカス
・カフェの美味しすぎるカレー
・圧倒される物量の古本倉庫
・隙あらば笑かそうとしてくる所長……
一番思い返すことが多いのは、一緒に訓練した利用者さん達のことかもしれません。それぞれ抱えている事情も年齢も違うけれど、一緒に作業をして助け助けられ、就活の悩みも相談しあったりしました。どの方も日々一生懸命取り組まれている姿にとても励まされたし、就職が決まる方が出るたび自分ごとのように嬉しかったです!
OB・OG会でお会いできるのが今から楽しみです。
◆私にとってのジネス
このままでは良くないと思っているけど踏み出す勇気も自信も持てない。
他人と関わるのちょっと怖い。失敗するのもっと怖い。
でも1日も早く就労して社会復帰したい。
こんな状態で入所した私は、時間をかけて持ち直し、今は特段問題なく就労できています。
私にとってジネスは「味方でいてくれるところ」です。
支援事業所としての機能を頼りにしているのは勿論ですが、自己肯定感どん底の輩に根気強く働きかけてくれて、いち利用者の私の人生を応援してくれて、見守っていてくれて……
心の安全地帯のような拠り所として、卒業した今でも御守りのように想っています。
以上、ものすごく個人的な所感なので、話半分に読んでいただけたら幸いです。
利用者さん、卒業生、職員の皆様、これからジネスに関わる方々の日々が実りあるものとなりますように!